北帰行第4陣

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今日も寒い!寒くとも、この時期になればそわそわ?

9時15分頃 東干拓 6.6℃ 東 1.2m/s 
9時半頃 観察センター前 7.3℃ 北東 1.4m/s

tenki.jp世界天気より転載 

ハバロフスク 最高気温 -24℃ 最低気温 -32℃
         北北西 2m/s
         視程 -km

ウラジオストック 最高気温 -13℃ 最低気温 -21℃
           北北西 1m/s
           視程 -km

平壌 最高気温 -3℃ 最低気温 -13℃
    北西 1m/s
    視程 -km

ソウル 最高気温 -2℃ 最低気温 -11℃
     西北西 2m/s
     視程 -km

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かなりのマナヅルがセンター前農道にいるけれど、そのうちの半分くらいは食べていないみたい?

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農道のすぐ左側にいるマナヅルたちは、もう食べ終えて羽づくろい?一部のツルたちは、北帰行する気があるのか野口港方向を向いてる。

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いさかいがないのにディスプレイ!
士気を高めているのか、絆を確かめているのか?

ディスプレイをしたカップルが、ディスプレイ後すぐに北帰行に飛んだのを見たことがあるので、私的にこういうことがあると北帰行直前だと思っています。

これを見た後、急いで羽数調査の場所へ移動。
第1陣のときにセンター前から北帰行のツルたちが見えなかったので、今年は移動してます。北帰行前のドラマも見たい・・・悩ましい。

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着いたら飛んでました!

9時39分マナヅル2羽が飛び出して、次々に後続が飛んで合流。
雨掛山あたりを旋回しつつ上昇していき、山を越えて見えなくなりました。

最初の群れが見えなくなって、北帰行に出るツルたちは一時収束。
10時ごろからまたぽつぽつと飛び出す。

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風が影響していると思うのだけど、たくさん飛んでいる時、ぴたっと北帰行するツルが飛び出さない時を断続的に繰り返す。

周りにつられて飛んじゃうツルもたくさんいそう。
まだ保護区から出てすぐなのに、覇気のある勢いがあるように見える飛び方をせずすぐに保護区にまっすぐ帰ってしまうツルは、うっかり?つられて飛んでしまったんじゃないかな~。

北帰行するツルの飛び方は、普通の飛行と羽の形・動きが違うみたい。第1風切羽をばっと開いて、頭もぐっと前に出ている。意気込みが飛び方に出るのかも。

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旋回して高度を上げつつあるツルたち。
翼がまっすぐに伸びています。

10時30分ごろと50分ごろにたくさんのツルたちが飛び出して、アンテナ方向に飛んで消えてゆき、今日の北帰行のピークを迎えました。

まっすぐ雨掛山方面に飛んでいくツル、羽数調査している場所上空を旋回するツル、保護区に帰っていくツル、どんどん風に流されて荒崎上空高く旋回しているツル。数を数える監視員さんが、とても忙しそうでした。

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そのほかにも、観察センター近辺上空?でかなりの数のツルが旋回していた。
そのまま保護区に帰ってきたけれど、北帰行の練習になったかな?

本日の北帰行 386羽

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朝、東干拓についてすぐのとき監視員さんの軽トラが保護区内に入っていった。カラスやトビが、昨日マナヅル幼鳥が座り込んでいたあのあたりを舞っていたらしい。

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夕方まではまだ畦に座っていたからそれまでは生きていたはず。昨夜はとっても冷えたからそれに耐えられなかったのかもと、監視員さんと話す。
回収されたマナヅル幼鳥の死体は、硬直した足が伸びきっていた。

北帰行第3陣

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さむ~いです!
日差しはあるけど風が強くて冷たい。

9時頃 東干拓 6.5℃ 北 4.3m/s 
9時半頃 観察センター前 7.3℃ 北東 2.3m/s

tenki.jp世界天気より転載 

ハバロフスク 最高気温 -25℃ 最低気温 -33℃
         西南西 10m/s
         視程 -km

ウラジオストック 最高気温 -16℃ 最低気温 -26℃
           北北西 3m/s
           視程 -km

平壌 最高気温 -6℃ 最低気温 -17℃
    西北西 4m/s
    視程 -km

ソウル 最高気温 -6℃ 最低気温 -12℃
     西北西 4m/s
     視程 -km

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観察センターの前は、マナヅルでいっぱい。
その前にはじかれるように、ナベヅルがちょこまかしてます。

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北帰行の羽数調査の場所でじっとツルが飛んでくるのを待つ。
風は相変わらず冷たく強め。
天気はいいんだけど~と保護監視員の時吉さんとお話していると、気温が低すぎてもツルは北帰行しないのではないか?とのこと。
確かにここのところ北帰行しても、羽数はそんなに多くはないんだよねえ・・・

そうして待っていたら、気の早いマナヅル2羽がやってきました。
9時54分まっすぐに飛んであまり旋回せずに雨掛山のほうへやってきて、少し旋回して59分には山影に消えていきました。

その後も、マナ2羽が11時25分に飛び出して行ったけれど、旋回して飛びはしたけれどすぐに戻ってきてしまいました。
風も強いし、北帰行本格化はもう少し暖かくなってからかな?

本日の北帰行 マナヅル 2羽

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センター前の最前に、ナベヅル幼鳥がとことこ歩いてきました。

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何かついばんだな~と思っていたら、石!だったみたい?

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ごくん

ツルなどの鳥類は、歯がありません。
そのかわり筋胃という部分に小さい石をたくさん溜め込んでいて、それで食べ物をすりつぶします。

のみこんだものがその石なのかな?

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家族で道路を歩いて渡る。

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国道三号線のコンビニの正面の田んぼに、のんきなマナヅル2羽。
1羽はあったかくて座り込んでます。

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昨日カラスに襲われていたマナヅル幼鳥。
朝のうち、見つからずあんまり飛べないはずなのにと心配していたら、お昼過ぎに昨日とほぼ同じ場所のあぜ道の上にちょこんと上がっていました。

カラスも寄ってきていないようだけどあまり飛べないし、そのくせ人がはいれば一目散に力を振り絞って飛んで逃げてしまう。北帰行は無理かもしれない。

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ブロッコリー畑の上空を飛ぶチョウゲンボウ。
何かが畑にひそんでるらしい。

ツルとカラス

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晴れ!風は強い。
「雨の次の日」のせいか、北帰行はなし。

9時55分頃 観察センター前 12.4℃ 北北東 2.7m/s

tenki.jp世界天気より転載 

ハバロフスク 最高気温 -26℃ 最低気温 -33℃
         西 3m/s
         視程 -km

ウラジオストック 最高気温 -17℃ 最低気温 -20℃
           北 2m/s
           視程 -km

平壌 最高気温 -5℃ 最低気温 -13℃
    北北西 1m/s
    視程 -km

ソウル 最高気温 -3℃ 最低気温 -7℃
     北西 4m/s
     視程 -km

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観察センター前はたくさんのマナヅルでひしめき合う。

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今日は、アオサギ・カラスも魚を狙って参戦。

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西干拓にはナベヅルの群れが。

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15時20分過ぎ、東干拓で座り込んでいてカラスに狙われているマナヅル(幼鳥)がいると通りがかった人が報告してきた。

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監視員の尾籠さんが救出に向かうけれど、保護区に人が入ったと見るや飛んで移動。

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執拗にカラスが襲い掛かるけれど・・・
飛べるツルは、人には捕まえられません。(物理的に)
カラスにつつかれ引っ張られて、羽や不自然に曲がって折れているようだった足はちぎれてしまっていました。

しきりにくちばしで応戦するけれど、遠くて頭が届かないような場所からカラスは攻撃してきます。カラスも近くにいる仲間を呼ぼうと何度も鳴くけれどなかなか仲間はやってきませんでした。

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カラスにつつかれ始めて、周りにいたツルたちはどこかへ行ってしまって1羽で応戦してたツルに援軍が来ました。

移動の途中だったのでしょう、空からすっとおりて近くまで歩いてやってきたのはマナヅルの3羽家族(成鳥2幼鳥1)でした。3羽がやってきてから、カラスもケガのマナヅルに近づけなくなりどこかへ行ったようでした。

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それまで座り込んでいた怪我をしているマナヅルは、起き上がろうと必死です。

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けれど起き上がれず、畦に隠れるように座り込んでしまいました。
3羽家族のうちの1羽は心配そうに見ていましたが、ほかの2羽は遠巻きに見てだんだんと関心はなくなっていったようでした。

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そのうちに、関心のない2羽がほかの場所へ移動しようと心配するツルをせかすようなしぐさをし始めて、心配しているツルも何度もケガのツルを振り返りつつも3羽で飛んでいってしまいました。

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あたりには仲間のツルは1羽もいなくなり、ひとりぼっちでひっそりと身を隠す。