北帰行第6陣 見えない青空

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薄暗く、曇り。

9時5分頃 東干拓 6.7℃ 北東 1.4m/s
10時頃 観察センター前 8.0℃ 0m/s

tenki.jp世界天気より転載 

ハバロフスク 最高気温 -11℃ 最低気温 -18℃
         西北西 1m/s
         視程 -km

ウラジオストック 最高気温 -5℃ 最低気温 -13℃
           北 4m/s
           視程 
-km

平壌 最高気温 2℃ 最低気温 -6℃
    北西 1m/s
    視程 -km

ソウル 最高気温 4℃ 最低気温 -4℃
     北東 2m/s
     視程 -km

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センター前はにぎやか。
カメラマンの方も、たくさんお見えになってらっしゃいました。

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ざわざわした感じで、縄張り争い。

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センター前農道の左手には、マナヅルの群れ。
みんな首を上げています!
こんな曇り空なのに・・・

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センター前にいたのにぜんぜん気づかなかったのですが、9時59分マナヅル4羽が飛び出し10時4分には山際に消えたのだそう。

センター前でさあ帰ろうかと思っていたところ、その話を聞いたので羽数調査の場所へ行ってみると、10時20分過ぎからツルがひっきりなしに飛び出し始めました。

羽数調査の場所の上空を旋回して、アンテナ方面へ行くコースが多かった。

11時頃にラッシュがおさまり、それから少しして港方向に飛んでいったツルが帰ってくると、ほかにも帰ってくるツルたちがぞくぞくと上空から降りてきました。そのころは突風で4m/sぐらいの風が断続的に吹いていたのに、西干拓上空には旋回するツルがまだ多くいました。

それからもツルはどんどん飛び出して行き、私たちに挨拶をしてくれているかのように羽数調査をしている上空で鳴いて旋回。

そして、11時10分頃からまた北帰行に出るツルたちのラッシュが始まりました。

11時20分頃には、東風が強まり江内方面へ流されていくツルがたくさん。

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11時24分頃に出て行ったツルは、港方向にまっすぐになって飛んで行き、だんだんと数を増して集団になって飛んでいきました。
港方面からは、青い空がだんだんと顔を出してきて、その面積を徐々に広げていました。

11時半には、荒崎からつぎつぎに飛び出すツルも多く、上空を舞っていたツルがあきらめて荒崎方面へと降りてきて、入り乱れるツルたちに計測する監視員さんも大忙し。

11時40分頃、東干拓から飛んできたと見られるツルが蕨島上空で旋回しつつ、港方向へ飛んで行きました。それと同じ頃、荒崎保護区奥からも北帰行へ飛び出し!たのが見えました。今まで北帰行するのに、センター前農道の一番奥の右の方から飛び出しているのを見たことがなかったので、少し驚き。

12時なっても北帰行するツルは減らず、飛んでいくツル・帰っていくツルが上空を乱舞していました。空もだんだんと明るくなってきて12時半になってやっと、荒崎から飛んでいくツルがいなくなり、帰ってくるツルがぽつぽつと降りてきていました。
今日は休む間もないほどたくさんのツルが飛び出し、帰って来ました。監視員の皆さん、ごくろうさまでした。

本日の北帰行 マナヅル 578羽

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ウォーター・バー

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甘える幼鳥にエサを箸渡し。

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成鳥のくちばしの合わせが、少しずれています。
これくらいは、くちばしも動くんですね~

今日ツル保護員のIさんが話してくださったのですが、ある場所で見つかった死亡ヅルの死亡原因は、検査の結果「くちばしが折れていてえさがとれず、栄養失調だった」とのことだったので、この写真のくちばしの形を見たときに、死んでしまったツルはエサが取れないほどにくちばしが大きく欠けてしまったのかとびっくりし、悲しく思いました。

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朝、西干拓沿いを走っていたら、道沿いの木にノスリが止まっていました。
こんなに近い場所に!
下を通っている車からは気づかれない場所だから、悠然。