心の痛む出来事

Cimg0703

晴れですが、北帰行できないような強い風が吹きつけてます。

8時55分頃 観察センター前 12.0℃ 北 3.5m/s(MAX 5.6m/s)

tenki.jp世界天気より転載 

ハバロフスク 最高気温 3℃ 最低気温 -9℃
         西 2m/s
         視程 -km

ウラジオストック 最高気温 4℃ 最低気温 -8℃
           北 4m/s
           視程 
-km

平壌 最高気温 12℃ 最低気温 -1℃
    南東 1m/s
    視程 -km

ソウル 最高気温 7℃ 最低気温 0℃
     西北西 2m/s
     視程 -km

Img_8312

観察センター前の農道から一本西の農道上付近に、ツルたちが集まっています。
工事をしている場所を避けてここに小麦を撒いてあるので、餌を食べるためツルが集まっています。

Img_8313

この農道の西側にマナヅルR05発見。
この近くにクロヅル幼鳥もいました。

10時頃、ナベヅル2羽が江内上空を旋回し、その後をついて?3羽の合計5羽が上空高く飛び、雨掛山のアンテナのかなり左側に消えた。北帰行したか?と思ったら、どんどん風に流されて戻ってくるのを発見。1羽増えて6羽になっていた!双眼鏡で見ても、ちっちゃな点にしか見えないくらい高度が高く、途中で戻されてくるのを見失う。その後、2羽戻ってくるのを確認。高い高い上空から降りて戻ってきた。

本日の北帰行はなし。

Img_8338

お昼ごろ、暖かくてゆっくり。

Img_8345

溝に降りて、水を飲むツルたちも多い。

Img_8451

お昼過ぎた辺りから、観光客の方々や取材の方?が何組も車でやってきた。
観光目的の方は、なぜが徒歩で鶴見・散策される方が多い。
歩いてどんどんツルに近寄って、かなり近くまで接近しようとするので、人間が恐ろしいツルから丸見え。ツルたちは、すべて上空へ飛んだ。
(ツルを車内で見ていれば、外に出て人間の形をツルに見せてツルを見るよりもずっとずっと近くで見られます)

何組かの観光客の皆さんは、逃げて遠くに降りたツルも追って見に行こうとするので、ツルが降りられる安全な場所が少なくなった。次々にやってくる観光客と、作業し続けている保護区内の工事車両に近づきたくないのとで、ツルたちは地上に降りるのを躊躇しているのか、東干拓方面や荒崎上空でかなり長い間飛び続けた。

きっと悪気はないのだろう。
でも、もう北帰行のための体力を蓄え、温存しなければいけない時期。
恐怖で上空を右往左往して飛ぶツルたちを見ていると、とてもとても悲しくなった。

19時頃、ライブカメラで荒崎の様子見ていたら、エサの撒かれた農道上に集まっている。寝るギリギリまで食べようとしているのだろう。

Img_8458

飛んで逃げなかった3羽。
肝が太いのか、それとも体力がないのか?

Img_8467

蕨島で、幼鳥2羽だけで行動していたナベヅル。
団体に入ってなくて大丈夫?

Img_8393

東干拓の田んぼで、ヘラサギを見つけました。
クロツラヘラサギは、1羽で帰ったのか?見当たりませんでした。
まだいたね~

Img_8405

敬愛なるT先生に、セイタカシギが来ていると教えていただきました。渡り途中の鳥たちとも会える季節ですね。