心の痛む出来事

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晴れですが、北帰行できないような強い風が吹きつけてます。

8時55分頃 観察センター前 12.0℃ 北 3.5m/s(MAX 5.6m/s)

tenki.jp世界天気より転載 

ハバロフスク 最高気温 3℃ 最低気温 -9℃
         西 2m/s
         視程 -km

ウラジオストック 最高気温 4℃ 最低気温 -8℃
           北 4m/s
           視程 
-km

平壌 最高気温 12℃ 最低気温 -1℃
    南東 1m/s
    視程 -km

ソウル 最高気温 7℃ 最低気温 0℃
     西北西 2m/s
     視程 -km

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観察センター前の農道から一本西の農道上付近に、ツルたちが集まっています。
工事をしている場所を避けてここに小麦を撒いてあるので、餌を食べるためツルが集まっています。

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この農道の西側にマナヅルR05発見。
この近くにクロヅル幼鳥もいました。

10時頃、ナベヅル2羽が江内上空を旋回し、その後をついて?3羽の合計5羽が上空高く飛び、雨掛山のアンテナのかなり左側に消えた。北帰行したか?と思ったら、どんどん風に流されて戻ってくるのを発見。1羽増えて6羽になっていた!双眼鏡で見ても、ちっちゃな点にしか見えないくらい高度が高く、途中で戻されてくるのを見失う。その後、2羽戻ってくるのを確認。高い高い上空から降りて戻ってきた。

本日の北帰行はなし。

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お昼ごろ、暖かくてゆっくり。

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溝に降りて、水を飲むツルたちも多い。

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お昼過ぎた辺りから、観光客の方々や取材の方?が何組も車でやってきた。
観光目的の方は、なぜが徒歩で鶴見・散策される方が多い。
歩いてどんどんツルに近寄って、かなり近くまで接近しようとするので、人間が恐ろしいツルから丸見え。ツルたちは、すべて上空へ飛んだ。
(ツルを車内で見ていれば、外に出て人間の形をツルに見せてツルを見るよりもずっとずっと近くで見られます)

何組かの観光客の皆さんは、逃げて遠くに降りたツルも追って見に行こうとするので、ツルが降りられる安全な場所が少なくなった。次々にやってくる観光客と、作業し続けている保護区内の工事車両に近づきたくないのとで、ツルたちは地上に降りるのを躊躇しているのか、東干拓方面や荒崎上空でかなり長い間飛び続けた。

きっと悪気はないのだろう。
でも、もう北帰行のための体力を蓄え、温存しなければいけない時期。
恐怖で上空を右往左往して飛ぶツルたちを見ていると、とてもとても悲しくなった。

19時頃、ライブカメラで荒崎の様子見ていたら、エサの撒かれた農道上に集まっている。寝るギリギリまで食べようとしているのだろう。

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飛んで逃げなかった3羽。
肝が太いのか、それとも体力がないのか?

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蕨島で、幼鳥2羽だけで行動していたナベヅル。
団体に入ってなくて大丈夫?

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東干拓の田んぼで、ヘラサギを見つけました。
クロツラヘラサギは、1羽で帰ったのか?見当たりませんでした。
まだいたね~

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敬愛なるT先生に、セイタカシギが来ていると教えていただきました。渡り途中の鳥たちとも会える季節ですね。

“心の痛む出来事” への4件の返信

  1. ハルメモさん
     ツルに対する愛と観察に感謝しているファンです。
     ツルもそろそろ最後の旅立ちの日々ですね。
     元気に渡って欲しいと空を眺めている地元民です。
    今日の言葉で、ハッとしたこと。
    午後になっても、空を何度も舞っているツルを今まで、トレーニングかなと、思っていました。人間に追われていたなんて・・・。観光客にも、きちんと指導が必要かと思いますね。歩行の範囲を制限するとかね。人間の責任だと・・・。悲しい共感者より。

  2. nenunenuさん、こんばんは。
    ツルたちの北帰行の判断に、驚いている毎日です。
    昼の長時間飛行は、ツルたちの飛び方が北帰行の時と同じだったりもしたので、飛んでしまってからリハーサルもついでに行っていたのかもしれませんね。

    いろいろな方に観察センターの歴史のようなことをお聞きしたこともあるのですが、あくまで農道・生活道路のため制限などはとても難しいようでした。

    今年は、天気のせいでツルが遅くまでたくさん残りすぎたのが追い回される原因かもしれません。観察センターはもう閉所していますし、閉所してからの観光客が去年より多い気がしますからそれもあるのでしょう。
    ツルを見に来てくださってる方には、出水のツルは野生のツルということを考えて行動していただけたらなと思っています。

  3. こんにちは。ツルについて知識がないので色々質問攻めしてますが丁寧に返事頂きありがとうございます。観察センターですがせめて3月いっぱい迄開館していたらいいのに。閉館早くないですか?館内でツルの説明聞いたらきっとツルに対する見方変わりますよね。実は私10年程前に家族で来たときは説明してくれる人もなくツル白くないとやや不満で帰りました。勝手にツルは白い(丹頂鶴)と思い込んでて。それが今年父がテレビで出水のツルの番組見て白い丹頂より出水のツルは凄いんだ。といいだして2月に行きました。館内で説明聞いて感動したと言う次第です。だから今回は心の中で白くないから馬鹿にした事謝りましたよ。道路に看板はどうです?無事に北帰行出来る様に遠くから見守って下さいみたいに。ただ近づくなでは何でという事になるから・・

  4. VIVIANさん、こんにちは。
    質問、私に答えられるものはどんどん答えますよ~。
    遠慮なさらずにどうぞ。

    ただ私は一ツルファンなので(どこにも勤務・所属していない一般人です)、何かを実行するしないという問題になると、何の権限もありません。地元のただのツル好きです。

    観察センターですが、今までは今年のようにたくさんのツルたちが月末まで残るということは少なかったので、この開館スケジュールでも問題がなかったのだと思います。
    観察センターの閉館は、3/20以降田んぼの改修工事が入る関係で、あまり観光客に見せたくないとの考えもあると思いますよ。TVもありましたし、私ももうちょっと開けてたらいいのにと思いました。(実際、TV情報をお話したときに受付の方にいってみましたが、始まった当初からこの期間が設定されていたらしいです。)

    観光客の方に、交差点内に車を止めないようにとか、大声を出してツルを驚かさないようになど、お話させてもらうこともあるのですが、残念な対応をされてしまうことも多いです。
    何の拘束力もない農道・道路での話ですし、いろんな考えの方がいらっしゃいますので、見る側のモラルに任されているのだと思います。

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