鳥インフル 死んだ出水ツルから検出 高病原性ウイルス

鳥インフル
死んだ出水ツルから検出 高病原性ウイルス

毎日新聞(11/22付)

 環境省と鹿児島県は22日、国内最大のツルの越冬地・出水平野で死んだナベヅル1羽を確定検査した結果、H5N6型の高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。高病原性のウイルスに感染した野鳥の確認は今季国内で初めて。

 県などによると、出水平野のツルのねぐらの水から18日、高病原性ウイルスを検出。今回のツルは同日、このねぐらから約2.4キロの場所で回収された。遺伝子検査で陽性だったため、鹿児島大で確定検査をしていた。

その後に回収したナベヅル4羽の死骸も遺伝子検査で陽性を示し、確定検査を進めている。
 環境省はねぐらとツルの回収地点それぞれの半径10キロ内を野鳥監視重点区域に指定し、調査をしている。出水市は有人の消毒ポイントを設けるなど防疫対策に力を入れる方針。

 出水平野のツルは2010年と14年にも高病原性ウイルスが確認された。10年の時は翌年に養鶏業に被害が拡大した。【杣谷健太、宝満志郎】

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保護区の外の田んぼで寝てました
雨がたまった田んぼがあって、あちらこちらに寝場所を決めているようです

鳥インフル、鹿児島のツルに陽性反応 遺伝子検査で

鳥インフル、鹿児島のツルに陽性反応 遺伝子検査で 産経新聞(11/19付)

鹿児島県は19日、同県出水市のツルのねぐらから18日に回収された死んだナベヅル2羽を遺伝子検査した結果、うち1羽から鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。鹿児島大学で高病原性の鳥インフルエンザかどうか調べる確定検査を実施している。同市では18日にも高病原性のウイルス(H5N6型)の検出が確認された。

 2羽は、簡易検査では陰性だった。遺伝子検査でも陰性だった1羽は、18日にウイルスが検出された水の採取地付近で回収された。陽性反応が出たツルは、これらとは別のねぐらで見つかった。

 県は19日、水の採取地点から半径3キロ圏内にある15カ所の養鶏農場に立ち入り検査を実施したが、いずれの農場でも鳥インフルエンザに感染しているような異常はなかったという。

 周辺は国内最大のツルの越冬地として知られる。環境省は18日、ウイルスが検出されたツルのねぐらから周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定した。

鹿児島県出水市で鳥インフル=ツルねぐらの水から検出―環境省

鹿児島県出水市で鳥インフル=ツルねぐらの水から検出―環境省 時事通信社(11/18付)

環境省は18日、鹿児島県出水市で採取されたツルのねぐらの水から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6亜型)が検出されたと発表した。

 検出は今季初めて。

 鹿児島大学と出水市が定期的に調査していて、14日の採取分から検出された。ここをねぐらにしているナベヅルやマナヅルなどに、異常は見つかっていないという。

 同省は半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定して野鳥の監視を強化するほか、専門家による野鳥緊急調査チームを現地に派遣する。