観察センター前
ツル群がってます
東干拓、朝のねぐら
飛び立ち中
給餌する人がうっかりいつもと違う道路にこぼしちゃったみたいなんだけど、ツルはわかってる
いつもと違うところにツルの集まり
あちこちにナベ幼鳥のあつまり
親離れしたのか、はぐれたのか
こっそり隠れて群れになる
人がだれも知らない場所
こっち来るなって視線が飛ぶ
オオハクチョウが、東干拓のねぐらに一時避難
ハヤブサが何か狙っています
みんなみんな、しあわせだといい
Merry X’mas
つる日々
ナベヅル100羽、徳島県内で確認 越冬場所過密新天地探す? 徳島新聞(12/23付)
環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されているナベヅルが、徳島県内に相次ぎ飛来している。日本野鳥の会県支部は今季、100羽以上を
確認した。越冬地で有名な鹿児島・出水(いずみ)平野以外にこれほど多く飛来するのは珍しい。県支部は背景に出水平野の過密化があると推測。徳島が国内第
2の越冬地として定着するよう期待を寄せる。一方、出水平野のナベヅルから鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たことで、県内の養鶏業者からは不安の
声も上がっている。
県支部によると、県内で今季初めて確認されたのは10月29日で、海陽町に2羽が飛来。31日には阿南市に13羽が姿を見せた。11月24日には海陽町の2カ所で70羽、阿波市で7羽が観察され、過去最多の確認数となった。
多くが越冬地に向かう途中で立ち寄ったとみられ、3分の2ほどは飛び去ったが、約30羽は阿南市那賀川町にとどまり、羽を休めている。
ナベヅルの県内飛来が初めて確認されたのは1980年。2003年から増え始め、08年には63羽が飛来、うち13羽が越冬した。しかし河川工事の影響からか、12~14年は、越冬地から繁殖地に戻る途中で立ち寄ったとみられる1羽しか確認されていなかった。
飛来が増えた理由について県支部は「出水平野が飽和状態にあることに加え、中国の環境汚染で南下ルートを変更した可能性があるのでは」と分析する。
ナベヅルの寿命は約20年。記憶力がよく、過去に来た場所を覚えているという。いい場所だと認識すれば翌年も来る半面、嫌な思いをすると帰ってこない可
能性が高い。県支部は「越冬地として定着するには、ねぐらとなる河川の中州や餌場の田んぼで安心して過ごせることが重要。むやみに近づいたり刺激を与えた
りしないで」と呼び掛けている。
一方、県は22日、出水平野のナベヅル1羽の死骸から鳥インフルの陽性反応が出たことを受けて県庁で危機管理連絡会議を開き、関係部署の職員に対して県内養鶏農家の消毒や野生動物の侵入防止対策などを徹底するよう呼び掛けた。
県内61の業者・農家でつくる県養鶏協会の杉原勲会長は「鶏舎の周りに石灰をまくぐらいしか方法がないので、それを続けるしかない」と不安そうに話した。
出水でナベヅル、鳥インフル陽性 毒性近く判明 南日本新聞(12/22付)
鹿児島県は21日、出水市高尾野町下水流の東干拓地で回収された死んだナベヅル1羽の遺伝子検査で、A型インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されたと発表した。毒性の強い高病原性かどうかを調べるため、鹿児島大学で確定検査をしており、数日中に結果が判明する。今季に入り野鳥からインフルエンザウイルスが検出されたのは全国で初めて。
環境省は21日、ナベヅルを回収した地点から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定した。県は22日に県庁で連絡会議を開いて対応を協議、環境省や出水市などと連携して区域内の野鳥監視パトロールを強化する。
出水のナベヅル、鳥インフル陽性反応 高病原性か検査中 朝日新聞(12/21付)
日本最大のツルの越冬地、鹿児島県出水(いずみ)市で見つかったナベヅル1羽の死骸から鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た、と同県が21日、発表した。鹿児島大学で高病原性かどうかの確定検査をしており、結果判明までに数日から1週間程度かかる見込みという。
県によると、出水平野のツルのねぐら近くの水田で19日、死んでいるナベヅルを保護監視員が見つけた。簡易検査では陰性だったが、鹿児島大での遺伝子検査で21日、A型インフルエンザウイルスの陽性反応が出た。
これを受けて、環境省は21日、死骸が見つかった場所から半径10キロを野鳥の監視重点区域に指定した。区域内では、ツルやカモなどの野鳥に異変がないか、県や出水市の職員らが巡回監視をする。
出水市やその周辺地域は、鹿児島県内有数の養鶏地帯。昨年度には、ナベヅルやマガモなど7羽から高病原性のウイルスが検出された。