Img_1729

東干拓ねぐら
早朝、冷えて水があるところに靄が立ってます

Img_1745

ツルの吐く息も白くなってる

Img_1746

何もかもが染まってる

Img_1767

東干拓監視所前、食欲旺盛

Img_1763

カナダヅル、気が荒い
ナベヅルひるんじゃってるじゃない
足の形が・・・

Img_1772

カナダヅル同士でもこれ

Img_1782

風が強くて、首の毛がなびいてる

Img_1752

ふっくふくな、チョウゲンボウ

Img_1779

ノスリと

ナベヅル飛来相次ぐ 四万十市

ナベヅル飛来相次ぐ 四万十市 読売新聞(12/8付)

11月11日最多239羽

 毎年、鹿児島県出水地方に集中して越冬するナベヅルが、10月以降、県内に相次いで飛来している。特に四万十市では、ツルの越冬地づくりに取り組む市民グループ「四万十つるの里づくりの会」と、高知野鳥の会、日本野鳥の会高知支部によると、11月11日には、観察記録が残る2008年度以降では最多となる239羽が飛来。現在残っているツルが越冬する可能性もあり、関係者は「静かに見守ってほしい」と呼びかけている。(広浜隆志)

 ナベヅルは、ロシアや中国で繁殖し、10月から3月に日本に渡来する渡り鳥。穀物の落ち穂や昆虫、小型水生生物を食べる。夜間は、外敵を避けるため深さ10~20センチの川や湿地、ため池などをねぐらにする。日本では、かつては全国に飛来していたが、現在は保護対策が取られている出水地方にナベヅルとマナヅルが1万羽あまり飛来し、このうち、ナベヅルは世界の約8、9割が越冬しているとされる。

 越冬地が集中することで、鳥インフルエンザなどの感染症による大量死を防ごうと、環境省と農林水産省、文化庁が03年、中村市(現・四万十市)、山口県周南市の八代盆地、佐賀県伊万里市、長崎県有川町(現・新上五島町)を、分散候補地として公表するなど、越冬地の分散化を探っているが、十分な成果は上がっていないという。

 このうち、四万十市では、「四万十つるの里づくりの会」が、四万十川支流中筋川流域に湿地や餌場を整備し、飛来の呼び水となるデコイ(模型)を設置。13年には人工的に整備した湿地としては初めて2羽が越冬。14年は飛来したものの、越冬はしていなかった。

 里づくりの会と、高知野鳥の会、日本野鳥の会高知支部は7日、同市で記者会見を開き、今季のナベヅルの飛来状況を発表。発表によると、今季は10月29日に29羽の飛来を確認したのが始まりで、11月11日に239羽を確認した。その後は、同月15日の狩猟解禁で猟銃の発射音がしたり、今月1日に落ちアユ漁が解禁され、ねぐらにしている四万十川の浅瀬が騒がしくなったりしたことなどで激減したが、7日現在、16羽が滞在している。

 ナベヅルの多くは、飛来地として知られる出水地方に向かったとみられるが、滞在中のツルは四万十市で越冬する可能性があるという。

 今季のナベヅルは、特定の餌場を持たず、日中、中筋川流域の田んぼを転々としているという。里づくりの会は、新聞に折り込みチラシを入れたり、飛来地周辺に立て看板を置いたりして、注意を呼びかける。武田正会長は「何とか越冬させたい。200~300メートル以上離れて観察するなど、配慮をお願いします」と訴えている。