第3回羽数調査

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ぎりぎりのお天気の中、第3回羽数調査が行われました。
1,2回とも計測不能や中止だっただけに、成功の喜びもひとしお。

合計11,036羽の万羽ヅル達成でした。

ナベヅル 10,024羽
マナヅル  1.005羽
クロヅル      5羽
カナダヅル     2羽

のカウントでした。

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今日は、鹿大によるフン便調査もおこなわれました。

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人が休遊地に入ったからなのか、西干拓は逃げて移動したツルで一杯。

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藁のなかからエサをさがしてます。

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今日も下水流の林のようなところにたたずむ、ナベヅル幼鳥。
繁殖地はこんな所なんでしょうか?

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1羽で過ごすナベヅル幼鳥。
ちょっとさみしげ。

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機嫌良さそうに、道路をお散歩中

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今日は暖かかったね。
東干拓の監視所前の水たまりで、水浴び!

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ざぶん

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ぷは~

マスコミの方に考えていただきたいこと

ツルを見ていたら、テレビの方々が撮影されているところを見ました。許可を取られたのでしょうか?立ち入り禁止区画に入っての撮影でした。

しばらくするとスタッフの1人が、ナップサックを砂利道に直置きにされました。そこは毎日ツルたちがいた場所で、フン便もたくさん落ちているところです。

去年の鳥インフルエンザ感染の経験から、市は地元の方や観光客の皆さんにお願いしてセンター前の道路を通行禁止にして、観察センターからのみの観察にしていただいています。

何の危機意識もないまま、ツルに対しての勉強もしないまま、マスコミの名前を利用して安易な行動をしないでください。

その後、ナップサックは消毒されたのでしょうか?三脚の足は?その歩き回った靴の消毒はされたのでしょうか?

レンタカーでしょう、あちこちその足で車内を歩き、その後観察センター近辺を歩き、出水市のホテルや飲食店を歩き、そして東京まで?帰られる。

もし、ということを考えて行動して欲しいのです。

毎シーズン、いろいろなところから取材にいらっしゃって、そして映像や写真を撮って帰られます。地元の報道関係者の方には、毎シーズン来てくださるカメラマンや記者のかたもいます。

私は、何の知識も興味も無しにちょっときて、ぱっと撮って帰られるカメラマンのかたの映像や写真に、あんまり感動しないみたいです。それは、ツルに愛情を感じられないなあと思うから。

何かを伝えるというお仕事をされているならば、もっと知ってください。もっとツルを愛してください。そして、このツルたちと一緒にこの地で生活している人たちのことも考えてください。


おきまりのこれでしょ?
ってツルの映像を見せられたって、ちっとも良いと思えないよ!

ちなみに去年鳥フルが出たときに、NHKが禁止区域に入ってたたかれてましたね。入った方達はいつも取材に来られていた方じゃ無かったけど、地元の感情は大きく逆なでされました。

こんなことは、以前京都で鳥フルがでたときにもあったらしく、去年の環境省の鳥フルマニュアルには、こんな一文があります。

“報道関係者による感染の拡大が疑われる事例も生じたことから、取材者に対しては取材上の注意事項の徹底をお願いする。”

何度も同じ間違いを犯して、地元の安全を脅かさないでください。