ツル保護監視員出動

Img_4921

曇り。昼過ぎからぱらぱら雨が降り出した。
寒いです。ツルを見にお越しになる際は、暖かい服装で。

11時20分頃 東干拓 13.4 ℃ 北北東 1.8m/s 

tenki.jp世界天気より転載 

ハバロフスク 最高気温 -10℃ 最低気温 -20℃
         西南西 8m/s
         視程 -km

ウラジオストック 最高気温 -1℃ 最低気温 -11℃
           北 8m/s
           視程 -km

平壌 最高気温 8℃ 最低気温 -1℃
    0m/s
    視程 -km

ソウル 最高気温 7℃ 最低気温 0℃
     西北西 2m/s
     視程 -km

Img_5184

12時05分頃、西干拓のツルたちを見ていたら、鳥避けのひもに絡まっているナベヅル幼鳥を見つけた。初列風切り羽付近にひもが絡まっているみたい。ひもの長さがわりとあったので宙づりにならずにすんでいる。何度も飛ぼうとして、ひもに引き戻されていた。心配そうに見つめるのはたぶん親ヅル。

Img_4928

すぐ近くの場所におられた敬愛なるT先生に連絡。
年神浩正さんは環境省国設出水・高尾野鳥獣保護区管理員をされていて、傷病ツルの保護もその仕事の一つです。

Img_4929

ツル保護監視員の時吉さんと協力しての作業。

Img_4931

注意深く近寄って、絡まっているひもをつかもうとするT先生。

Img_4937

ツルを捕獲して、絡まっているひもを切断しています。
ツルのクチバシは危険な凶器。つつかれないように、クチバシを保定。

Img_4947

体や羽の状態を調べて、専用の布で保定します。

Img_4949

くるまれてトラックの荷台に乗せられました。
車に乗っている時は、落ち着いた様子でしたよ。

Img_4951

その後、県ツル保護会と相談の結果、異常なさそうだったので放鳥と言うことに。
幼鳥を外に返せてうれしそうな時吉さん。

Img_4955

慎重に布を解いて放します。
ツルの力は相当強いらしく、時吉さんも慎重に作業されていました。

Img_4958

解いてすぐ、アスファルトにすっくと立ったナベヅルは糞を!
時々保護する時など、保護員さんにかけちゃうこともあるらしい。要注意。

Img_4959

糞をしたあとは、とことこ歩いて田んぼの中に降りて、羽の様子を確かめるように羽ばたき。

Img_5186

そしてきれいな羽ばたきで、西干拓の方へ飛んでいきました。
心配していた親ヅルと一緒になれたかな?

Img_4960

出水のツルは、環境省の管理員・ツル保護監視員の皆さんに守られています。