マナヅル 豊岡に飛来…鹿児島―シベリア 渡り途中迷う?

マナヅル 豊岡に飛来…鹿児島―シベリア 渡り途中迷う?  読売新聞(3/15付)

国の特別天然記念物・マナヅル1羽が豊岡市下鉢山の田んぼに飛来した。

同市庄境、無職赤松博行さん(67)が13日に見つけ、撮影した。
同市にマナヅルが訪れるのは極めて珍しい。

 今年からオオタカなど猛禽類を追いかけ始めたという赤松さん。この日も撮影のため車を走らせていて偶然、田んぼで休息しているマナヅルに気付いた。間もなく北へ飛び去ったという。

「見たことがない鳥でびっくりした。撮影を続けるのに励みになる」と「大物」との出合いを喜んでいた。
 毎年1万羽以上のツルが越冬に来る鹿児島県出水市の市ツル博物館によると、1月31日から繁殖地シベリアに向かい始めており、「1羽だけでいるのは渡りの途中で家族とはぐれて迷ったのでは」と話していた。