高知県四万十市にナベヅル79羽 南国、安芸市でも目撃 高知新聞(10/31付)
越冬のためシベリア方面から南下するナベヅル79羽が10月30日、高知県四万十市内の田園地帯に飛来したのを「四万十つるの里づくりの会」(武田正会長)のメンバーが確認した。幡多地域のほか、高岡郡四万十町や南国市、安芸市でもナベヅルの目撃情報がある。
つる日々
高知県四万十市にナベヅル79羽 南国、安芸市でも目撃 高知新聞(10/31付)
越冬のためシベリア方面から南下するナベヅル79羽が10月30日、高知県四万十市内の田園地帯に飛来したのを「四万十つるの里づくりの会」(武田正会長)のメンバーが確認した。幡多地域のほか、高岡郡四万十町や南国市、安芸市でもナベヅルの目撃情報がある。
富田川にナベヅル 越冬地目指す途中か 紀伊民報(10/30付)
渡り鳥「ナベヅル」(ツル科)6羽が30日、和歌山県上富田町生馬の富田川に飛来した。同町生馬の野鳥愛好者の坂井正人さん(66)が見つけた。越冬地を目指す途中、飛来したとみられている。
坂井さんはほぼ毎日、富田川で野鳥を観察しているといい、この日も午前9時20分ごろ、タゲリという野鳥を探して訪れ、偶然ナベヅルを発見した。
この日、日本野鳥の会和歌山県支部副支部長の津村真由美さんも現地で確認した。2羽が若い個体で、2家族の可能性が高い。以前は毎年のように紀南地方で確認されていたが、ここ5年ぐらいは確認されていないという。
ナベヅルは体長1メートルほど。頭から首にかけて白く、体は灰黒色をした小形のツル。シベリア東北部などで繁殖し、鹿児島県出水市周辺などで越冬する
ひょっこりナベヅル 大分市小野鶴 大分合同新聞(10/30付)
大分市小野鶴の田んぼで30日、ナベヅル6羽が飛来しているのが見つかった。日本野鳥の会県支部は「この数日、西風が強かったので、流されて来たのではないか」とみている。
ツルは稲刈りが終わった田んぼに降り立ち、餌の落ち穂をついばんでいた。つがい2組とその子とみられる。
ツルを目撃した近くの看板業、大石安彦さん(68)は「20年以上、ここで仕事をしているが、ツルを見たのは初めて。大きい」と驚いた。
同支部の高野橋豊事務局長(74)によると、大分市内では3、4年前に下宗方や戸次地区でナベヅル、マナヅルを確認したが、小野鶴では初めてという。
「ツルは北から朝鮮半島を渡り、長崎を通って鹿児島県出水市に向かう。風に流されて来たのでは」と話した。6羽は正午ごろに飛び立った。
ナベヅル飛来、今季県内初 徳島・海陽 徳島新聞(10/31付)
環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されているナベヅルが、海陽町に越冬のため飛来した。日本野鳥の会徳島県支部によると、県内で確認されたのは今季初めて。
同町大里の自営業有田忠弘さん(56)が29日午後4時ごろ、自宅近くの田んぼで羽を休めている成鳥2羽を見つけ、150メートルほど離れた町道から写真撮影した。2羽は15分ほど餌を探したりついばんだりした後、南西方向に飛んでいった。
ナベヅルは体長1メートル前後。ロシアと中国の国境周辺の湿地帯で繁殖し、日本などに渡って越冬する。海陽町には毎年姿を見せている。
県支部は「ナベヅルは警戒心が強く、刺激すると帰ってこなくなるので、できるだけ近づかないようにしてほしい」と呼び掛けている。