北帰行中のマナヅル、対馬で一服

北帰行中のマナヅル、対馬で一服 読売新聞(2/7付)

シベリア方面などに北帰行しているマナヅルの群れが、対馬市上県町などの田んぼに次々と飛来している。 1982年から観察を続けている近くの元県職員山村辰美さん(70)によると、今季は、鹿児島県・出水平野からの北行帰が始まって以降、飛来が確認されているという。

ソデグロヅル、中島で越冬初確認 希少種、定着に期待

ソデグロヅル、中島で越冬初確認 希少種、定着に期待 北國新聞(2/6付)

北極海沿岸に生息するツルの仲間で、日本に飛来するのはまれな「ソデグロヅル」が、七尾市中島地区で越冬したことが確認された。県希少生物研究会代表の時国公政(こうせい)さん(73)=同市大津町=によると、ソデグロヅルの越冬は県内で初めてという。住民は中島地区が希少なツルの越冬地として定着するよう期待を込めて見守っている。

 いしかわ動物園(能美市)によると、ソデグロヅルは世界に約3千羽しか生息しておらず、赤いくちばしと足のほか、翼の先が黒いのが特徴となる。越冬のため中国に飛来することが多いが、悪天候などで迷った個体がまれに日本にやって来る。

 昨年11月下旬に地域住民が中島地区の田んぼで見つけ、これまで、中島地区で餌を探す姿や周辺の田んぼをねぐらにしていることが確認されてきた。5日は田んぼで餌をついばむ姿が見られた。3月ごろに繁殖地のロシア北東部などに戻るという。