鳥インフル:鹿児島・出水 ツルのねぐらからも検出

鳥インフル:鹿児島・出水 ツルのねぐらからも検出 毎日新聞(12/5付)

環境省は5日、鹿児島県出水市の鳥獣保護区に設置したツルのねぐらから水を採取して遺伝子検査をした結果、鳥インフルエンザウイルス(H5N8型)を検出したと発表した。出水市の定期調査で分かった。

 ねぐらは、ツルのほかにカモなども利用。ウイルスは、保有している野鳥が水中でしたふんに含まれていたものが移ったとみられる。

 国や県などは、国指定の「出水・高尾野鳥獣保護区」にある干拓地2カ所に、越冬のため飛来したツルが休む場所として、水を張ったねぐらを設けている。

 環境省は今後、確定検査を実施して高病原性かどうか調べる。(共同)

「ツル」のねぐらから鳥インフル…高病原性かは不明 鹿児島・出水、環境省 産経WEST(12/5付)

環境省は5日、鹿児島県出水市の鳥獣保護区に設置したツルのねぐらから水を採取して遺伝子検査をした結果、鳥インフルエンザウイルス(H5N8型)を検出したと発表した。出水市の定期調査で分かった。

 ねぐらは、ツルのほかにカモなども利用。ウイルスは、保有している野鳥が水中でしたふんに含まれていたものが移ったとみられる。

 国や県などは、国指定の「出水・高尾野鳥獣保護区」にある干拓地2カ所に、越冬のため飛来したツルが休む場所として、水を張ったねぐらを設けている。

 環境省は今後、確定検査を実施して高病原性かどうか調べる。ねぐらを利用するツルに感染が広がらないよう、水の量を増やしてウイルスを薄める方針。野鳥への影響が懸念されるため消毒はしない。

 また11月23日に出水市で回収したマナヅルから高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出したことをめぐり、環境省が12月2~5日に現地を緊急調査した結果、野鳥の大量死などは確認できなかったことも発表。

 調査は、感染したツルが見つかった地点の周辺10キロにある水辺など10地点で実施。ヒドリガモとゴイサギの死骸2体を回収したが、ウイルスは検出されなかった。今後も鹿児島県や出水市と連携し野鳥の監視を続ける。

玖珠にマナヅル飛来 19羽、田んぼで休憩

玖珠にマナヅル飛来 19羽、田んぼで休憩 大分合同新聞(12/4付)

玖珠町の伐株山ふもとの田んぼに4日、マナヅル19羽が飛来した。
ツルを迎える環境づくりに取り組んでいる「玖珠盆地にツルを呼ぼう会」(日隈紀生会長)の会員は一同に喜び、望遠鏡などで観察した。

 飛来したのはライスセンター近くの田んぼ。午前8時50分ごろ、近くに住む江藤徳幸さん(66)が見つけた。マナヅルは二つのグループに分かれ、田んぼで羽を休めた後、同10時すぎに飛び立った。