一足早く 冬の使者 ナベヅル宇佐に飛来

一足早く 冬の使者 ナベヅル宇佐に飛来  大分合同新聞(11/15付)

宇佐市久兵衛新田の水田に14日、希少種のナベヅル1羽が飛来した。
市内で確認されるのは、今年4月に季節外れの1羽が飛来して以来、約半年ぶり。

 NPO法人希少生物研究会の田中弘さん(59)=同市長洲=が12日午後2時ごろ、市内岩保新田の水田で餌をついばんでいるナベヅルを発見した。

海岸の清掃活動やツルの観察を続けている「宇佐自然と親しむ会」の大塚政雄会長(76)が連絡を受けて13、14の両日にも姿を確認。ツルは落ち着いた様子で過ごしているという。

 通常は年末から年明けにかけて飛来しており、大塚会長は「こんなに早く来たのは初めてで、地元は大変喜んでいる。みんなで見守って越冬してくれるとうれしい」と話していた。