高病原性ウイルス 新たに4羽

高病原性ウイルス 新たに4羽 NHK(11/24付)

国内最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市で、新たにナベヅル4羽から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
出水市のツルから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは合わせて5羽になり、環境省は引き続き周辺の監視体制を強化しています。

鹿児島県によりますと、今月18日にツルがねぐらとしている出水市の水田の付近でナベヅル1羽が死んでいるのが見つかり、「H5N6亜型」という高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されていました。

その後、今月19日から21日にかけて死んだ2羽と、弱った2羽の合わせて4羽のナベヅルを詳しく調べたところ、同じ高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたというこ
とです。
出水市のツルから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは、合わせて5羽になりました。

出水市ではウイルスの拡大を防ぐため、市内の道路で通行する車両を対象に消毒する対策を始めたほか、環境省も緊急の調査チームを派遣するなど監視を強化しています。
出水市の出水平野は毎年1万羽を超えるツルが飛来する国内最大の越冬地で、おととし11月から去年2月にかけての期間にも、ツルなどの野鳥から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが相次いで検出されました。