珍客マナヅル 刈羽で確認

珍客マナヅル 刈羽で確認 新潟新聞 (3/5付)

 国の絶滅危惧Ⅱ類に指定されているマナヅル1羽が4日、刈羽村の水田で見つかった。本県で確認されるのは珍しいという。

 マナヅルは野鳥愛好家グループ「かしわざき野鳥の会」のメンバーが同日午後2時ごろ発見した。目の周りが赤く、全身が灰色の羽毛で覆われているなどの特徴から、県愛鳥センター(新発田市)がマナヅルと確認した。

 マナヅルは通常、中国・ロシア国境のアムール川流域などで繁殖し、朝鮮半島のほか、日本では鹿児島県などで越冬する。センターによると、本県では昨年4月に佐渡市で確認された。「群れからはぐれ、本県に来た可能性がある」といい、佐渡で発見されたマナヅルと同じ個体の可能性もあるという。