マナヅル 志賀にひょっこり

マナヅル 志賀にひょっこり 中日新聞(3/3付)

迷って? 加賀の確認個体と同一?

 志賀町の田んぼに二日、マナヅル一羽が飛来しているのを地元の人が見つけた。二月下旬に加賀市や能美市で確認され、その後、姿が見えなくなっていることから、同じ個体の可能性もある。

 マナヅルは、環境省レッドリストの絶滅危惧2(ローマ数字の2)類に指定されている。銀白色の体で、顔に大きな赤色斑があるのが特徴。田んぼが広がる平野の真ん中で、しきりに餌をついばむ姿が見られた。

 毎年、越冬のために鹿児島県出水平野に渡来する。野鳥愛好家の男性は「渡りのルートではなく、迷い鳥ではないか」と話している。昨年四月には、羽咋市の邑知潟近くの水田に一羽飛来しているのが見つかった。 (小塚泉)