ナベヅル5羽が長期越冬 四国中央・土居

ナベヅル5羽が長期越冬 四国中央・土居 愛媛新聞(3/5付)

昨年秋に愛媛県四国中央市土居町の田に飛来したナベヅル5羽が、約4カ月もとどまり越冬している。本格的な春の到来を控え「冬の使者」が北へ帰るのも間近だが、近くの住民らは「少しでも長くいてくれれば」と優しく見守っている。

 約15年間観察を続けている地元の野鳥愛好家、伊藤貞夫さん(74)によると、今シーズンは昨年11月8日に飛来が初確認された。3月4日現在で117日目となり、これまでの最長だった107日間(2001年12月1日~02年3月17日)を抜いた。
 今回飛来したのは親子とみられる3羽と、別の2羽の2グループ。伊藤さんは「西条市や西予市などに飛んでいくことがあるが、良いねぐらがないのか夜になると戻ってくる」と話す。