出水ツル北帰行始まる 過去最も早く

出水ツル北帰行始まる 過去最も早く 読売新聞(1/21付)

国内最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市の出水平野で20日、ツルの北帰行が始まった。記録が残る1964年度以降、最も早い旅立ちとなった。3月下旬頃まで続く見通し。

 県ツル保護会が同日午前10時45分頃、市ツル観察センター近くのねぐらを飛び立ったマナヅル4羽が旋回しながら高度を上げ、北へ向かったのを確認。同11時20分までに95羽が続いた。

 これまで最も早かった北帰行の開始は、2010年の1月27日。保護会の戸田重久・事務局長は「暖かい日が続き、北帰行が早まったのでは」と話している。