私が今考えていること

私が今一番恐れているのは、養鶏に鳥インフルエンザが発生することです。

出水市は養鶏が盛んで、高病原性の鳥インフルエンザが発生してしまうと、発生農場を中心とする移動制限区域内が出荷停止となれば1日に何千万単位の損害が出てしまい、それが何日と続くのです。

感染したとしてツルは死ななくとも、ウイルスはフンに排出され靴の裏、タイヤなど車体について拡散しているのでは?

私は、感染したツルのフンをまき散らす可能性のあることを自粛するのが、結局ツルを守ることにもつながると思っています。

一番可能性があるのは、人がウイルスを運ぶことだと思っています。
ツルや野鳥のいるところに人がたくさん集まることは、得策だとは思えません。

その人達は、荒崎や東干拓西干拓で歩いてツルを見て、その後移動してどこに行きますか?
スーパーや公共機関、ホテルなど、靴裏消毒はどうされているでしょうか?
三脚の足は?
車の中に入り込んだウイルスはどこへいくのでしょうか?

消毒ポイントはあっても、悲しいですが突破される方もいらっしゃると聞いています。

監視の目は増えています。
環境省、鹿児島県、市の方々が監視に10km圏内を巡視して回っていらっしゃいます。

今回の鳥インフルエンザの型は人には今のところ感染しづらいらしいですが、それも今後変化しないとは限りません。
出水のツルで発生した前回の型H5N1は、12/4現在で世界で676人発症398人死亡しています。

人が多ければ多いほど管理が大変になり、杜撰になると思います。

ツル観察センターは開館していますが、私はこういった理由で今はニュースのみの更新とすることにしました。

“私が今考えていること” への2件の返信

  1. 寒い中、毎日、ご苦労様です。
    halmoさんの考え、よくわかります。
    私も今年は出水に行こうか、とても迷っています。
    でも、出水の方々にとっては、観光客が減るのも痛手でしょうし困ったことですね。
    鳥インフルがこれ以上、広がらないように心から祈っています。
    halmoさん、これから冷えこみが厳しくなるようですから、どうかご自愛ください。

  2. もちろん家禽類への感染防止、ほぼこの一点といっていいぐらい重要です、しかしスズメやカラスなど野鳥と比較すると現実的には鶏舎へのウイルス侵入は人の可能性より圧倒的に高いです。会議の席で獣医さんも貴方の養鶏場を守るのは貴方しかいません(鳥は規制できない)と、きつく警鐘を鳴らされました。前回の侵入ルートは野鳥を介してネズミの侵入と聞いています。可能性がある限り規制できる人間だけでも規制することは当然です。今私は機会あるごとに「車を運転している時でも野鳥に気を配ってください」と言っています異常な鳥がいたらすぐ通報してくださいと。もしインフルならすぐ隔離することが重要です。監視人は発生直後すぐ増やされました、タンクローリーもすぐ手配されました。バスの乗降場にも消毒マットを敷きました、それは発生していない地域からこられた方が持ち出すのを極力防止するためです。絶滅危惧種を保護することも重要です(釈迦に説法でごめんなさい)。野生である以上監視の目を増やすしか方法がないのでは?

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