ナベヅル9羽が北帰行 八代

ナベヅル9羽が北帰行 八代 中国新聞(3/22付)

周南市八代で22日9:45頃、渡来していた野生ヅル8羽と鹿児島県出水市から移送して放鳥した保護ヅル1羽が北帰行した。

市野鶴監視所西約1キロの水田を保護ヅルを含む6羽が飛び立った。追うようにして、家族とみられるつがいの成鳥と幼鳥の3羽が監視所前の餌場から羽ばたき、八代盆地の上空を旋回。9羽は途中で合流し、シベリアへ向かったとみられる。

3/23追記

周南市HPより

北帰行したと思われていたナベヅル9羽が、3月23日に戻ってきました。

羽数(構成)
8羽(成鳥6羽/幼鳥2羽)
放鳥 標識番号P60

平成25年3月23日、11時頃放鳥ツルおよび野鶴5羽、また11時30分までに野鶴3羽の計9羽のナベヅルを八代地区で確認しました。

前日(3月22日)に北帰行したと思われていたナベヅルが何らかの理由により引き返したものと思われます。

北帰行第21陣

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午後から雨が降る予報
朝の内は晴れていたけれど、昼近くになるにつれてどんどん辺りは暗くなっていく

10時頃 荒崎北帰行カウント場所 17.3℃ 南西 1.1m/s 

tenki.jp世界天気より転載

ハバロフスク 最高気温 -3℃ 最低気温 -12℃
         東 3m/s
         視程 -km

ウラジオストック 最高気温 2℃ 最低気温 -6℃
           南 5m/s
           視程 -km

平壌 最高気温 5℃ 最低気温 -4℃
    南東 1m/s
    視程 10.0km

ソウル 最高気温 6℃ 最低気温 -1℃
     南南西 2m/s
     視程 17.0km

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朝の内、青空広がってツルたちも採餌

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マナヅル成鳥もずーっと採餌

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ちょっと離れてマナヅル幼鳥も採餌中

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今日は午後から天気も崩れるし、先が見えないんだったらよっぽど工事車両が迫ってこないと飛ばないかも?なんて言ってたんだけど・・・

言ってるそばから、9:33ナベヅルが飛び出して蕨島上空で旋回し始めました
迷っているのか、たくさん飛び出しては来るもののなかなか進まず
蕨島上空を高高度で旋回、その後野口港方面やそのまま蕨島を直進して行くルート(水俣方面か?)

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10時頃、荒崎から飛び出してくるマナヅル成鳥1羽(去年の居残り?)が見えた
1羽で蕨島上空のナベヅルの旋回に付いていこうと必死で飛ぶけれど、なかなか高度が上がらず

それでも必死に近くにいる群れに入ろうとがんばっていました

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10:18頃、マナヅル成鳥なのか幼鳥なのかは未確認のマナヅルが10時頃飛んでいた場所より手前側で確認

どちらのマナだったんだろうか?わからず、荒崎に戻って確認してみると、マナヅルが確認出来ない
2羽とも北帰行したのではと思われます

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空はどんどん暗くなっていき、10:52北帰行に出て行くツルはいなくなりました

本日の北帰行 マナヅル2羽 ナベヅル1808羽

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クロヅル幼鳥はまだ荒崎に残っています
カナダヅルもクロヅルも数羽確認

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どうやら飛べないらしいナベヅルが、下名の水路に降りていた
左肩が下がってますね

捕獲作戦が決行され、ナベヅルは必死で水路の中を「歩いて歩いて」逃げ、3号線をくぐり
建設中の高速道路の橋桁の水路に潜りこんで渡り、田んぼに出てまた水路に降り、1km以上歩いた水路の中で、無事ツル保護会の方に保護されました

ナベヅルは、歩いてたって本当に足が速い