米子の空をナベヅル優雅に 水鳥公園で6羽の編隊飛行確認

米子の空をナベヅル優雅に 水鳥公園で6羽の編隊飛行確認 産経新聞(11/4付)

絶滅危惧種の渡り鳥・ナベヅルの編隊飛行が、鳥取県米子市の米子水鳥公園の上空で確認された。通常の渡りルート上ではなく、専門家は「この地域では珍しい光景」としている。

 ナベヅルの群れが同公園の空を舞ったのは10月30日午後5時半頃。北東方向から6羽が編隊を組んで接近し、ゆったりとした羽ばたきで優雅な姿を披露した。群れは降り立つ気配を見せたが、数分後には西の空へ飛び去った。同公園では、一帯で群れが羽を休めることを期待したが、かなわなかった。

 ナベヅルはシベリア南東部が主な繁殖地で、生息数は推定1万2千羽前後。その約9割が鹿児島県の出水平野で越冬するとみられ、同地域と山口県の一部が渡来地として国特別天然記念物に指定されている。

大洲で渡り鳥「ナベヅル」 稲穂ついばむ

大洲で渡り鳥「ナベヅル」 稲穂ついばむ 愛媛新聞(11/4付)

愛媛県大洲市東大洲の田んぼに4日朝、ナベヅル8羽が飛来した。
付近には商業施設も多くあり、人や車がひっきりなしに往来。
それでも8羽は一心不乱に餌をついばんでいた。

 日本野鳥の会愛媛に所属する大洲市肱川町中居谷の瀧野隆志さん(61)によると、10月29日に付近で1羽を発見。大洲市には数年に1度の頻度で数羽が来るという

高知県の黒潮町と四万十市に今季初のナベヅルが飛来

高知県の黒潮町と四万十市に今季初のナベヅルが飛来 高知新聞(10/28付)

越冬のためシベリア方面から南下してくるナベヅルが10月27日、高知県幡多地域で今季初めて確認された。幡多郡黒潮町入野では、近くに住む会社員、堀野和典さん(53)が2羽を発見し、撮影に成功した。四万十市内でも「四万十つるの里づくりの会」(武田正会長)が、10羽以上の飛来を確認した。

 27日午前9時半ごろ、黒潮町入野の田んぼで、ナベヅル2羽が休んでいるのを堀野さんが見つけた。

 また、「四万十つるの里づくりの会」のメンバーが27日午前9時半ごろ、山路の四万十川河川敷で13羽を発見。午前10時には、四万十市森沢の田んぼでも2羽を確認した。

 四万十つるの里づくりの会は四万十川支流の中筋川流域をツルの越冬地にしようと、餌場づくりなどを進めている。四万十つるの里づくりの会によると、2013年11月から2014年2月にかけては、具同の人工湿地でマナヅル2羽の越冬が確認された。2015年の越冬はなかったが、11月に1日最多239羽の大群が見られた。

 事務局長の佐伯達雄さん(66)は「今年こそ越冬してほしい。ツルは警戒心が強いので、近寄らずに遠くから見守ってもらいたい」と話している。

 幡多地域へのツル初飛来に先立ち、「四万十つるの里づくりの会」は四万十市江ノ村の餌場で「ツルの自然体験学習会」を開いた。地元の東中筋中学校1年生と東中筋小学校6年生の計約30人がツルの生態を学び、ツルの群に見立てた模型を設置した。

 里づくりの会は2007年、水田地帯に約3ヘクタールの餌場を整備。毎年、学習会を開いている。生徒らはツルの自然体験学習会のメンバーから、「視力は人間の8倍ほど」「時速40キロで移動する」などツルについての知識を学んだ後、ナベヅルの模型4体を据え付けた。

 ツルは群がる性質があるため、模型に寄って来る可能性があるという。東中筋小学校6年の小田千颯(ちはや)さん(12)は「去年、学校の教室から、初めてツルの大群を見て、鳴き声を聞きました」とうれしそうに話していた。

ナベヅルの第一陣が飛来 (山口県)

ナベヅルの第一陣が飛来 (山口県) KRY山口放送(10/25付)

冬の訪れを告げるナベヅルの第一陣が25日午後、周南市八代に飛来した。
2家族5羽の飛来だ。

周南市八代の野鶴監視所によると25日午後1時20分、成鳥2羽、幼鳥1羽の1家族が監視所近くの田んぼに舞い降りるのが確認された。
また、午後3時45分、西に約1キロ離れた場所でも成鳥2羽の1家族が確認された。

去年より3日早い第一陣の飛来だ。
2つの家族がなわばり争いを避けるように別々の場所へ舞い降りていることなどからどちらの家族もこれまで八代に飛来していたツルと見られている。

昨シーズンの飛来数は8羽で、関係者は、第一陣の順調な飛来に胸をなでおろしている。

移送ツル3羽放鳥見送り 周南の保護対策協が方針

移送ツル3羽放鳥見送り 周南の保護対策協が方針 読売新聞(9/29付)

周南市の八代盆地に飛来するナベヅルの保護対策を考える協議会(会長・木村健一郎市長)は28日、鹿児島県出水市の出水平野から5月に移送してきた3羽について、今年度の放鳥を見送る方針を決めた。

 周南市は2006年から、けがなどにより出水市で保護されたツルを移し、盆地に飛来したツルとともに過ごさせるために放鳥する事業を続けている。これまでに17羽を出水平野から移して15羽を放鳥したが、同盆地への飛来は確認されていない。

 この日の協議会では、ツルが翌年以降にシベリアから飛来する確率を上げるためには、例年の1~4羽ではなく、さらに多くのツルを一度に放す方が望ましいと判断。このため、今年度の放鳥を見送り、今後さらに出水市に移送を依頼していくことにしたという。

 周南市教委生涯学習課ツル担当の増山雄士さんは「盆地での昨季の飛来数は8羽で、危機的状況が続いている。少しでも増えるよう、効果がありそうなことに積極的に取り組んでいきたい」と話している。
2016年09月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun