マナヅル 迷子? 邑知潟近く1羽飛来

マナヅル 迷子? 邑知潟近く1羽飛来 中日新聞(4/7付)

環境省の絶滅危惧種に指定されているマナヅルが、石川県羽咋市の邑知潟近くの水田に飛来しているのが見つかった。日本野鳥の会石川によると、県内では二〇一三年に観察されているが、飛来は珍しいという。

 マナヅルは越冬のために鹿児島県出水平野などに飛来する。体は銀灰色で、頭から首は白色。首の両側に灰黒色の線が続く。顔に大きな赤色斑があるのも特徴。成鳥とみられる。

 確認した羽咋市の男性によると、一羽だけで水田で餌をついばむような姿が見られた。

 同市の野鳥愛好家の男性は「渡りのルートではなく、群れからはぐれたのではないか」と話した。 (小塚泉)