ナベヅル 柴山潟に 北陸へ飛来珍しく 家族で越冬?6羽を確認

ナベヅル 柴山潟に 北陸へ飛来珍しく 家族で越冬?6羽を確認 中日新聞

2/15 加賀市の柴山潟干拓地でナベヅル6羽が確認されたらしい。
(1/20に加賀市でナベヅル6羽が確認されているので、)越冬したのだろうとのこと。

最近の他地域へのツル渡来の記事には、必ずといっていいほど出水のツルの分散化という文が付いている。出水では長年ツルを守る人がいたからこそ、そしてツルが暮らせるだけの田んぼの面積があって集中していると思う。そしてそれだけ農家の方々にご苦労をおかけしているのだ。そのことを出水の人は、ほとんど発信していない。

分散化を考えるとき、農家の方やその周辺の人々にどれだけ理解を得られるか?ということが大変だと思うのだけど、文末にちょっとだけ添えられる分散という字にはツルが地元に来たといううれしい気持ちだけしか感じられないんだ。

かごの鳥ではない野生の大型の鳥。
ツルに越冬してもらうための野生と人間世界との距離。

もともと日本各地に飛来していたツルが、どうして一極集中しているのか?
なぜ今、分散ということがこれだけ言われているのか?
いろんな疑問がわいてきます。

分散事業は伊万里でも行われているけれど、芳しい成果はあがっていないように見える。
昔は日本中にいたのだから、安心できてエサがあるところであればツルはどこだって越冬する可能性はあると思います。人がどれだけツルに譲歩できるか?これが一番難しいのではないでしょうか?

“ナベヅル 柴山潟に 北陸へ飛来珍しく 家族で越冬?6羽を確認” への2件の返信

  1. 神奈川県茅ヶ崎市の田んぼ(タゲリが来る)で環境保全活動している知人は、そこで育てたお米を「タゲリ米」というブランドにして売り出しています。
    「タゲリ米焼酎」も作ったとか。
    野鳥の生息地を護るには、農家にもメリットがないとできないと、知人は話していました。

  2. パールさん、こんばんは。
    タゲリはとってもきれいで、私も好きな鳥のひとつです。ブランド化もいいですね。
    出水も今年の正月限定で、愛鶴米(まなづるまいと読みます)を販売していました。とてもおいしいお米でしたよ。

    大型の鳥であるツルは、つるはしの様なクチバシでいろんな場所をつついてえさをとっています。田んぼの中だけならまだいいのですが、あぜを突き崩してみたり、畑に植えつけたばかりのジャガイモをついて引っ張り出してみたりと、いろんないたずらをします。出水では、農家の方は防御糸を張ってツルの出入りを制御したりと、普通の農作業と別に手間をかけてツル対策をされています。
    ツルの害とメリットのバランスが取れれば、農家の方もツルを見る私たちも幸せになれるのかもしれません。

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