荒崎に居残りマナヅル1羽
これ、換羽中?
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タンチョウと共存へ 鵡川河口で看板設置
タンチョウと共存へ 鵡川河口で看板設置 朝日新聞(6/15付)
鵡川の河口近くに看板を設置するメンバー=むかわ町
■むかわ・市民団体が設置
道央圏で初めてむかわ町周辺に定着したタンチョウを守ろうと、市民団体「ネイチャー研究会inむかわ」(小山内恵子会長)のメンバーが、タンチョウとの共存を呼びかける看板を鵡川河口に設置した。
看板は12日に2カ所設置された。「タンチョウが好きなあなたへ」という見出しのもとログイン前の続き、「昨年、心無いカメラマンに追われてヒナが用水路に落ちて行方不明になってしまった」と記し、「タンチョウに近づくことがヒナを危険にさらします。見かけても近づくことなく、そっと離れて」と訴えている。
研究会は悲しい事故を繰り返さないよう、「そっと見守る」姿勢から、積極的に「伝えて守る」姿勢に転換し、3月に「むかわタンチョウ見守り隊」をつくった。子育ての時期に向け、町広報で町民に知らせるとともに、小冊子を作成したり、タンチョウ生息地への進入禁止標識を設置したりするなど、精力的に活動している。
同会によると、定着6年目になる今年も無事にヒナが誕生し、今月8日から見守り活動を始めたという。小山内会長は「ヒナが無事に大きく育ってくれることを願うだけです」と話した。
(深沢博)
徳島)ナベヅルの県内飛来・越冬、過去最多
徳島)ナベヅルの県内飛来・越冬、過去最多 朝日新聞 (6/19付)
昨年から今年にかけての冬場、県内にナベヅル230羽が飛来し、67羽が越冬したことが、日本野鳥の会県支部の集計でわかった。いずれも過去最多という。7月2日に徳島市のふれあい健康館ホール(沖浜東2丁目)で開かれる「コウノトリ・ナベヅル徳島フォーラム」で報告する。
同支部によると、飛来した230羽は昨年11~12月に海部川一帯で確認。越冬は今年3月にかけて、那賀川周辺で35羽、吉野川周辺で32羽が観察された。
県内では、飛来は1980年、越冬は95年から確認されている。年によってばらつきがあるが、おおむね増加傾向にあるという。これまでの最多は飛来が2008年秋の63羽、越冬が11~12年の25羽。増加の理由について、三宅武支部長は、えさや川べりのねぐらが比較的多いことや、日本に飛来する9割が越冬する鹿児島県の出水平野が過密化したことなどをあげる。
ログイン前の続きナベヅルは春から夏にかけてロシアや中国東北部で繁殖し、日本には10月から飛来する。かつては全国で見られたが、乱獲や水田の減少などで激減。環境省のレッドリストで絶滅危惧種になっている。出水平野では今年1月の調査で1万3千羽以上が確認された。
近年は四国4県で飛来・越冬の報告が相次ぐ。高知県の四国ツル・コウノトリ保護ネットワークによると、同県でも昨秋、四万十市で過去最多の250羽が確認されたが、えさの少なさや狩猟などで飛び去り、年明け以降は見られなくなったという。同ネットの中村滝男代表は「越冬地として徳島は重要な役割を果たしている」とみる。
環境省は感染症による絶滅のリスクを減らすため越冬地の分散化を目指しており、日本野鳥の会などは四国に注目。4県知事に昨秋、銃猟やねぐら周辺への立ち入りの自粛を求める緊急保護対策を要請した。
三宅支部長は「鳴門のコウノトリも同様だが、飛来・越冬は今後増えるだろう。多様性のある県内の生息環境を大切にし、鳥と人が共生できるあり方を探りたい」と話す。フォーラムは午後1時半から。無料。問い合わせは藤永さん(090・7268・9448)へ。(亀岡龍太)