五島にナベヅル4羽飛来 長崎新聞(10/30付)
五島市岐宿町の田んぼに28、29日、ナベヅル4羽が飛来し、愛好家数人が写真撮影して楽しんだ。
ナベヅルは鹿児島・出水平野での越冬で有名。五島市の鐙瀬(あぶんぜ)ビジターセンターによると、福江島は渡りのメインルートからは外れているが、毎年10月から12月にかけて上空を飛んだり、悪天候のときを中心に一時降り立ったりする姿が確認されている。ただ、誰でも簡単に見つけられるわけでなく、愛好家たちも「撮影できれば幸運」と話す。
今回は五島市新港町の会社員、吉田竜成さん(29)が28日午前中に岐宿町河務で発見。予定していた釣りをキャンセルして撮影に熱中し、29日も午前11時に飛び立つまでカメラを向けた。吉田さんは「十数年ぶり。見つけたときは、よしっと思った。首を伸ばしたまま飛び立つ姿がかっこいい」と話した。