白浜町にナベヅル3羽飛来 紀伊日報(11/10付)
ナベヅル(ツル科)が10日朝、和歌山県白浜町栄のJR紀伊富田駅近くの田んぼに飛来し、羽を休めているのを地元住民が確認した。越冬で南下の途中、強風に流されてやって来たとみられる。
ナベヅルは渡り鳥で、主にシベリア東北部などで繁殖し、冬場に南下して越冬する。鹿児島県出水市や山口県周南市が越冬地として知られるが、強風に流されて県内にもやって来ることがある。日本野鳥の会県支部副支部長の津村真由美さん(田辺市秋津町)によると、日高川や紀ノ川下流の田園地帯では越冬例があるという。
体長約1メートルで、頭から首にかけて白く、体は灰黒色。ツルとしては小形だが、野鳥の観察としては見応えがあり、愛好者に人気がある。
この日早朝、地元住民がナベヅル3羽を見つけ、連絡を受けた近くの写真愛好者、楠本富浩さん(78)が、写真に収めた。白浜町椿方面に向けて飛んでいったという。
津村真さんは「今年は餌が多く、居心地が良ければ長く滞在する。まだ富田川沿いのどこかにいるかもしれない。温かく見守ってほしい」と話している。
【富田平野に飛来したナベヅル(10日早朝、和歌山県白浜町で)=楠本富浩さん撮影】
(2016年11月10日更新)
